男女とも、年々結婚する年齢が高くなり、
40歳を超えて第一子が誕生する事も珍しくなくなっています。
このほど発表された白書によると、生涯未婚率を示す、
50歳時の男性の未婚率は、20%を超えたそうです。
男(?)54歳、持久力には若者に負けない自信あり、
今まで、バリバリと仕事をこなしてきました。
これからは活動の拠点を海外に移す事に決め、
心機一転、イメージチェンジすることに決めました。
この話、ホンダの原点ともいえる原動機付自転車の代表格「スーパーカブ」のこと。
このほど、生産拠点を中国に移し、
モデルチェンジした新型カブが発表されました。
新聞配達、郵便配達など、業務用には欠かせない足となっています。
海外では、100キロ近くの荷物を載せて運んだり、
本体が見えなくなるほど、野菜などを山積する光景が紹介されますが、
二輪車の領域を超えた積載力は、益々磨きがかかるようです。
その中でも、人気を誇った「カブ号F型」は、
女性にも親しまれる様、工夫を凝らしたデザインが好評で。
ホンダが、小型バイクで飛躍する基礎となった製品となります。
「カブ号F型」の発売にあたり、当時専務であった藤沢氏が目をつけたのは、
全国に5万5千軒あった、自転車販売店でありました。
店主宛に、自尊心をくすぐる様な文言を書き連ねた手紙を送りつけ、
関心の有無を探ってみたのです。
このアイデアは功を奏し、3万軒以上の店から購入の意思がある返事があり、
その後も続々と注文が増えていきます。
更に、販売に際して藤沢氏が考えたのは、
申込金を入金してもらった順番で予約を受け付けて販売することでした。
当時、オートバイ販売店の数は少なく、
ホンダの取扱店は1割にも達していませんでした。
自分の立場が強いとみるや「売ってやっている」と言わんばかりに、
料金を値切るのはあたり前、支払い条件も相手の言いなりでした。
前金制にすることで、商品を送ってから何ヶ月も後になってからしか、
手に出来なかったお金が、それも値切られることの無い全額が、
手元に入ってくる様になったのです。
このことにより、何か月分の利益が増えたのと同じ効果が出てきます。
売上を上げることに力を注ぐことも大切ですが、
代金を早くお金に出来るようにすることは、
資金繰りに大きく役に立つようになったのです。