ホテル建設ラッシュ、次のおもてなしは

 盆地特有の蒸し暑さ真っ只中の京都市内では、
 そんなことはお構いなしと白い肌を真っ赤に火照らせ、
 レンタル自転車のペダルを漕ぐ外国人観光客の列があちこちに…

 折からの観光ブームに加えてインバウンドでごった返す京都は、
 ホテルや民泊施設の建設ラッシュとなっています。
 外国人観光客にも食べ放題でおなじみのバイキングは人気メニューだそうで、
 ホテルやレストランはホクホク顔です。

 8月1日はバイキングが日本で始めて紹介された日で、
 来年で60周年を迎えるということで、日本ブッフェ協会が立ち上げられました。
 バイキングは、北欧料理のスモーガスボードを紹介する際に、
 ブッフェスタイルを「バイキング」と名付けたのが始まりとされています。

 宿泊だけでなく色々な形で、現在のようにホテルが利用されるように
 なったのは、この人が大きく係わっています。
 犬丸徹三氏は帝国ホテルの社長として、
 日本のホテルの原形を作ったともいえる人物です。

 犬丸氏は、現在の一橋大学を卒業しますが、就職難で勤め先が見つからず、
 満州のホテルに就職することになります。
 ボーイからはじめ、コック、金庫係、スチュワードを経験して、
 その後上海、ロンドン、アメリカと渡り歩きます。

 ロンドンのホテルで中国人に混じってコックをしていたときには、
 幹部社員としてきていた同窓生から、
 「一橋の名を汚すものだ。コックなんて面汚し」と、
 邪魔者呼ばわりされたこともありました。

 そんな生活も10年を過ぎようとして頃。
 ホテルマンとして実力をつけ、チーフコックとして一流の腕を
 持つようになった犬丸氏は、当時の帝国ホテル会長の目に留まり、
 副支配人として迎えられることになったのです。

 犬丸氏は、ホテルが国民の生活に入り込めるようよう、
 それまでにはない斬新なアイデアを生み出しました。

 いまではお馴染みのビッフェスタイルの食事は、
 帝国ホテルが日本で初めて取り入れて、
 レストランでの料理は一世を風靡することになります。

 レストランの集客に繋がると、
 テレビの料理番組で家庭向きの調理方法を紹介したり、
 料理本を出して西洋料理の普及を図りました。
 また、結婚式と披露宴をあわせた「ホテル結婚式」は犬丸氏が考案したもので、
 全国に広がっていきました。

 それまでは、外国来賓の接待のための特別な場所であったホテルから、
 大衆の身近な宿泊施設へホテルを変えていったのは、
 世界に通用する日本の「もてなしの心」を大切にし、
 徹底して行ってきたからなのです。

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発 行 元:シモヤマ会計事務所(下山弘一税理士事務所)
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発 行 人:下山弘一

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