安定経営は軸をぶらさないこと

 低迷が続いていたマクドナルドの業績が回復し、新商品やイベント、
 はたまたスタッフ募集のCMまで登場してきてビックリ。
 口コミや評判、SNSの書き込みが気になるのは当然ですが、
 その内容に一喜一憂し振り回されていては、経営は成り立ちません。

 一方、モスバーガーはそんな世間の目を気にせずマイペース経営を続けています。
 自社の強みは「出来立ての提供」、
 この軸をぶらさず時代に合わせて変化をつけ商品を提供しています。

 日本独自のファスト・フードと言えば、うどん、そば、お好み焼き。
 繁盛している店は、結構路地裏にあるものです。
 ここに目をつけ、駅前の一等地でなくて、あえて一筋、二筋はなれた場所に
 立地を選び出店しているのがモスバーガーです。

 「立地が悪くても、良い店づくり、良い雰囲気、良いサービス、
 何より良い商品があれば繁盛する」
 同社の創業者 櫻田 慧(さとし)氏が、第一号店を出店する
 ときに試行錯誤の末、たどり着いた結論なのです。

 櫻田氏は証券会社に勤めていました。
 大企業が故の冷遇された状況に我慢が出来ず、同僚2人を誘って
 飛び出したのです。

 証券会社勤務時代に取引のあった皮革問屋へ就職、
 おにぎりの路上販売と新しい事業をはじめるのですが、どれもうまくいかず。
 思いあぐねているときに、飛び込んできたのが、
 マクドナルド銀座1号店のニュースでした。
 そのマクドナルドに触発されて…
 「もっとおいしいものを作れば、絶対売れる!」

 なけなしのお金と友人からの借金、虎の子の800万円を手にして、
 日本人好みの味を探して、3人はハンバーガーの本場
 アメリカへ向かったのです。
 半年かけて使ったのは600万円。
 日本人の舌にあった味を出すためにバンズ(パン)、パテ(肉)、
 ソース、すべてに手を加えていきました。

 気の遠くなるような研究の末、ミートソースに隠し味に味噌を使った、
 最初の「モスバーガー」が完成したのです。
 「路地裏でも、おいしいものを出せば、必ず繁盛する」
 しかし、実験的に出店した店は2店とも失敗に終わってしまいます。
 一軒は地下、もう一軒は二階でした。

 「地上に出れば、絶対買ってくれる」
 目を付けたのは、八百屋の倉庫でした。
 毎日、荷降ろしを手伝ってまで、やっと借りることが出来たのが、
 わずか2.8坪のスペースでした。

 「こんな、おいしいハンバーガーは食べたことが無い」
 一号店の評判は、上々でした。
 反対に人手不足は深刻で、スタッフは自宅に帰ることができず、
 櫻田氏の自宅に泊まることもしばしば。

 体調を崩してまで、頑張っている姿を見た友人が、
 ある時こう忠告してくれたのです。
 「一生懸命やっているけど、売り込みすぎている。
 買ってもらえるような良い雰囲気を作らないといけないよ」

 日本流ファスト・フードの原点はこうして作られたのです。

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発 行 元:シモヤマ会計事務所(下山弘一税理士事務所)
〒604-8471 京都府京都市中京区西ノ京中御門東町101
TEL 075-813-4850
発 行 人:下山弘一

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