アラフィフ(?)ロングセラーは数多く…

 年の瀬も押し迫り、一年を振り返る番組や企画が多くなる時期となりました。
 また、各世代の青春時代を振り返るものも多く見受けられ、
 そのなかで、今年から来年が半世紀となる、
 ロングセラーとなっている商品が紹介されていました。

 50年前の1967年から68年、週間少年ジャンプ、
 チョコボール、オールナイトニッポンなどが誕生し、
 今もなお多くのファンの支持を受けています。
 ファッション誌の「セブンティーン」が創刊し、
 ミニスカートが流行りはじめ、ストッキングが発売されたのもこの時期です。

 女性がストッキングと呼ぶのは、いわゆるパンストのこと。
 ボディコン・ブームで89年にピークに達した後、
 年々、その需要は下がり続け、昨年度はピーク時の10分の1程度まで、
 縮小していたそうです。

 ピークが去った後、女子学生を中心に「ナマ足ブーム」が訪れ、
 厳しい冬の時代を迎えることとなります。 
 その後も、厚手のタイツから、レギンス、トレンカと、
 ストッキングは女性から敬遠され続けていました。

 2010年ころからレギンスの上にショートパンツやワンピースを着る、
 ファッションが流行ってきたことからパンスト人気が復活します。
 脚を出すことに抵抗感が薄れてきたことが後押しとなり、
 素足をカバーするための、ストッキング利用が見直されたそうです。

 ストッキングは、駐留地となった戦後の日本に、
 アメリカから入ってきたファッションのひとつです。
 それまで、国内では絹製の高価なものしかありませんでしたが、
 既に、アメリカではナイロン製のストッキングが普及していました。

 国内で初めてストッキングを発売したのは、肌着メーカーのアツギです。
 ストッキング欲しさに米兵に近寄っていく女性を見て、
 堀録助氏は国内でストッキングを生産することを決意します。

 戦後、堀氏は厚木編織(現 アツギ)を立ち上げ、
 捕鯨用のロープ等を生産していましたが、
 設備を整え、肌着や靴下の製造を試みていたところでした。

 それまでのストッキングは、織り上げた生地を後ろ側にあたる部分で、
 縫い合わせて脚の形にするものでした。
 さらに、この機械は当時の値段で何千万もするとても高価だったのです。

 アメリカで、縫い合わせをしないシームレスという方法が、
 話題になっていることを知ると、早速その製法の研究を始めます。
 機械メーカーに開発を依頼して、国産第一号のストッキングを完成させたのです。

 パンティ・ストッキングとして全国一斉発売されたのが68年のこと、
 丈夫で、美しく、それでもって安価なストッキングは、
 国内はもとより、海外の評価も高く、重要な輸出商品となったのです。

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