死亡保険金は請求をしてからどれくらいで支払われるのでしょうか。
先日父が亡くなりました。父は生前、終身保険に加入していたようです。請求予定の死亡保険金を葬式代の支払いに充てたいと思っていますが、受け取りまでにどれくらいの日数がかかるのでしょうか?
請求にあたり準備すべき書類や注意事項があれば、あわせて教えてください。
大抵の保険会社は、請求書類が保険会社に到着した日の翌日から5営業日以内に保険金を支払います。また、保険金請求の流れ等については、詳細解説をご参照ください。
ご相談のケースのような場合、一般的には次の流れで保険金を受け取ります。
契約者、保険金受取人から保険会社に連絡をしましょう。その際、保険証券に記載されている証券番号をお伝えいただくと、スムーズに請求手続が行えます。
上記(1)の後、保険金請求に関する書類が郵送されます。受取人が書類の記入を行い、請求に必要な書類を揃えて保険会社へ提出します。
請求に必要な書類は、主に次のとおりです。
- 保険金請求書
- 被保険者の住民票
- 受取人の戸籍抄本
- 受取人の印鑑証明書
- 死亡診断書
- 保険証券 など
請求書類に不備がない場合は、請求書類が保険会社に到着した日の翌日から起算して、5営業日以内に支払うと定めている保険会社が多くなっています。
ただし、保険金の支払いにあたり、確認・照会・調査が必要な場合はこの限りではありません。約款に定める所定の期限までに保険金・給付金を支払うことができない場合、保険会社は所定の利息(遅延利息)をつけて支払います。
例)土日休業の保険会社に対して金曜日に書類が到達した場合
注意事項として、亡くなる前に入院・通院などの治療をされていた場合、死亡保険金だけでなく、入院・手術給付金も対象となるケースがあります。
死亡保険金請求をする際、他に加入していた契約がないか、給付金請求に漏れがないかを保険証券や加入内容のお知らせでご確認いただくとよいでしょう。
相続に関するご相談は、当事務所までお気軽にお問い合わせください。
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